プロフィール

Author:shangyeyingming
みなさんこんにちは! 中国黒龍江省の鶴岡、山東省の青島の日本語学校での日本語教師としての経験を生かし、現在は大阪の関西デザイン造形専門学校で主に中国人留学生に日本語を教えながら、Japan Online School(J-OS)で特に欧米人に日本語を教えている上野です。
青島の学校で毎回「あいうえお」を教えていたことから、同僚から「アイウエノ」と呼ばれ、今では「愛ウエノ」と勝手に名乗っています。

今からの日本はもっと「世界」を、「アジア」を知っていかなければならない!! その国を知ると同時に日本を再認識する。そして「人」としての関係を築ける! 理想ではあるが、すべての国が平和であって欲しい。

先ずは個人レベルから・・・・  
その第一歩は言葉から・・・・








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22.空港の危機管理
 9.11のテロがあってから、空港でのチェックがかなり厳しくなってきたと言われているが、私が以前、北京へ行き、その後、列車でハルピンへ行き一週間、北京に戻り更に一週間泊まったときのことだ。靴の替えを持ってきていなかったので、二週間同じハイカットの皮靴を履いていた。ご想像通り、当然かなり臭くなるはずだ。帰国前の北京空港で、ゲートを抜けたとき、職員に怖い顔で呼び止められ、「靴を脱げ」と言われた。椅子に座って、言われるがままに脱ごうと紐を解いた。麻薬の「運び屋」に見られたのは心外だったが、へらへら笑いながら「臭いですよ」などとは言うに言えず、神妙な面持ちで居る振りをしていた。職員が加勢して、脱がせてくれたのはいいが、その靴の外側を隅から隅まで見たあと、中を見ようとしたその瞬間、「うっ!?」と唸りながら、顔をしかめた。「だから言わんこっちゃない」と言いたかったが、怒らせたくなかったので、気の毒そうに見るだけにしておいた。
 これは危機管理のいい例であるが、対照的に日本の空港での悪い例を挙げておこう。
 ちょうどSARSが流行り始めた頃の話である。
 まだニュースに出ておらず、何も知らない私は北京と天津を含めて十日間一人で旅行に行った。あとで知ったのだが、日本のニュースなどで、大騒ぎになっていた頃、私は北京の天安門や故宮あたりをすごくいい気分で闊歩していた。
 最後の日かその前日かに北京でもSARSのニュースがあり、内心ぞっとした。
旅行が終わり、今度は北京の空港では何事もなく、無事、成田空港へ到着した。なぜかガラガラの空港で、並ぶことなく日本人用のゲートを抜けようとしたとき、「どこへ行かれたんですか?」と職員が聞いてきたので、内心ハラハラしながら「ちゅ、中国です」と答えた。そのまま病院へ直行かもしれないという不安が頭をよぎったが、見事に裏切られ、「そうですか〜。お疲れ様でした〜」と、ものすごく笑顔だった。私は救われた気分だったが、危機管理の面で言えば、話にならないのではないだろうか。もちろん私は発症することもなく元気であるが。

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