14.平等社会
今の日本は男尊女卑が限りなく少なくなって、平等社会になってきたと思っている人も多いのではないだろうか。これまた大きな間違いである。また、文化が根本的に違うのでしょうがないが、レディ・ファーストなどという概念もほとんどない。どちらがいいか悪いかという考え方は人それぞれ違うだろうが、昔に比べれば、亭主関白のようなものも少なくなってきたのではないだろうか。一方、中国ではと言うと、下手すると日本と似たようなものか、もっとひどいのでは?と考える人も多いと思うが、全く違い、中国は基本的に男女平等の社会である。昔でこそ「男が上」といった考え方はあったようだが、逆に女性のほうが強い。(日本では人によってはそうだが)強いかどうかはともかくとして、街を歩いたりする際、男性が女性のバッグを持っている姿をよく見かける。(若い人に多い)これは何も嫌々持たされているわけではなく、重いものは力のある男が持つという当然の心配りなのだ。これには抵抗があるという日本人もレディ・ファーストには一目置くだろう。日本の建物のドアは外側に開くもの、内側に開くもの、横に開くものと、場所や建物の種類によってまちまちなので、しょうがない面もあるが、中国では基本的に外側に開く。そのこともあり、男性がドアを開け、先に女性が入る姿をよく見る。また、タクシーのドアは日本と違い、手で開けるので、これもやはり、男性が開けて、女性が先に乗ることが多い。
また、共働きが多いこともあり、家事は分担するのが普通である。中国では男性でもほとんど料理ができる。これは男女関係ないが、餃子作りと同じで、もちろんできない人もいる。
職場での待遇も平等である。長年働いていたり、仕事ができたりすれば、給料もいい。そこに男女の隔たりはない。日本は男女の平等性には疑問があるが、恐ろしいほどの貧富の差は少ない。中国では、金持ちはこの上なく金持ちだが、貧乏にもこの上ない貧乏がいる。そこは中国が変えていかねばならないこれからの大きな課題でもある。それと同様、「男女平等社会」は先進国でも最も女性の就業率の低い日本での今後の大きな課題である。
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