プロフィール

Author:shangyeyingming
みなさんこんにちは! 中国黒龍江省の鶴岡、山東省の青島の日本語学校での日本語教師としての経験を生かし、現在は大阪の関西デザイン造形専門学校で主に中国人留学生に日本語を教えながら、Japan Online School(J-OS)で特に欧米人に日本語を教えている上野です。
青島の学校で毎回「あいうえお」を教えていたことから、同僚から「アイウエノ」と呼ばれ、今では「愛ウエノ」と勝手に名乗っています。

今からの日本はもっと「世界」を、「アジア」を知っていかなければならない!! その国を知ると同時に日本を再認識する。そして「人」としての関係を築ける! 理想ではあるが、すべての国が平和であって欲しい。

先ずは個人レベルから・・・・  
その第一歩は言葉から・・・・








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9.結婚式

9.結婚式
 爆竹と言えば、春節の行事であるが、もう一つ忘れてはならないのが、結婚式だ。とにかく、めでたいときにこの爆竹は大活躍する。
 結婚式に関しては日本とさほど大きな違いはない。式を挙げ、披露宴をし、二次会をすることもある。
 大きく違うのは、中国では結婚前に同棲をするようなことは稀である。よって、結婚式の当日、花婿が花嫁を迎えに行く。その家が平屋だろうが、マンションの最上階だろうが、花婿が訪問する。ウェディングドレスを身にまとった花嫁がベッドに横になっていて、靴をどこかに隠しておく。そのとき家族や友人などはギャラリーになって写真を撮りながら、見守っている。そこに花婿が現れ、靴がないので歩いて行けない花嫁を担いで車に乗せなければならない。花婿より体重が重かったらこれこそ大変である。
 花嫁を乗せて走る車だが、ベンツやアウディなどの高級車でなければならない。それは何より面子を最大に重んじる中国人ならではだ。自分で持っていなければ、知り合いやマフィアなどから借りてくるらしい。
 花嫁を乗せた車とその一行はボンネットとバックミラーと屋根に赤いテープと紙で作った花で着飾って、クラクションを頻繁に鳴らしながら(そうじゃなくても、中国ではクラクションは四六時中鳴りっぱなしだが)花婿の家に到着する。
そこからが花婿はまた大変である。また花嫁を担いで、今度は自分のベッドまで運ばなければならない。そこまでして挙式前の儀式が終了する。そのあと花婿の家で軽くお菓子などをつまみながら、来客者との交流が始まる。そこで礼儀として渡されるのがタバコである。吸える人は問題ないのだが、吸えない人でも火をつけるのが礼儀である。ここでも中国人は面子を重んじるので、最高級の「中華」をいうタバコを配る。日本ではタバコの値段はさほど変わらないが、中国では安いタバコ一箱が日本円で七十円ぐらいなのに対して、「中華」は九百円ぐらいする。そのタバコに「喜」という漢字が二つ並んだ「喜喜」(双喜)というめでたい赤と金の柄のマッチで火を付ける。
そこで写真を撮り、餞の言葉を送り、今度はホテルなどの式場へ向かう。そこからは、基本的に日本と同じような運びとなる。
 式の前の準備の段階でも、日本と大きな違いがある。写真館へ夫婦で行き、あらゆる角度の写真を撮り、(日本人が見るとすごく不自然なスタイルなのもちらほらある)アルバムを作る。また、真夏の汗が止まらないような昼間でも真冬の凍えそうな日でもウェディングドレスとタキシード姿で海や山へ行き、カメラマンに写真を撮ってもらう。これらもアルバムに記念写真として刻まれる。
 めでたい席では、幸せな気持ちは日中どちらも変わらない。それと同時に形は違うが、見栄の張り方も似たようなもんだ。中国では面子を重んじ、式場、披露宴から車、タバコに至るまで、いいものずくめである。日本はそんなことないと勘違いされるとこれもまた困る。式場、来賓者の数、引き出物から新婚旅行まで正に見栄の張り合いなのだ。
もちろんそれによって、両家を含めた関係や社会的信用に関わることなので、非常に重要なことでもある。その基本となるところは両国同じなのだ。

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