7.中国の水餃子、日本の焼餃子
日本にある中華料理店やラーメン屋などで必ずといっていいほどあるのが餃子である。
この餃子、中国でもニンニクを入れて、焼いて食べる、だから、人と会う前は食べないと思っている人も少なくはないだろう。
とんだ大間違いである。中国の餃子は、まずニンニクを入れない。だから臭くならない。次に、焼餃子がある店もあることはあるが、稀である。
中国人は水餃子を食べる。そして食べ残ったものを次の日、そのままでは食べられないから、焼いて食べる。それが中国の一般家庭の焼餃子なのだ。
また、日本では餃子はおかずで、主食としてごはんを食べることは普通なことで、何の問題もない。しかし、中国では水餃子はあくまで主食である。ごはんと一緒に食べる人はいない。もちろん、その人の自由なので、ごはんと一緒に食べようが食べまいが勝手であるが・・・。
更に中国ではお母さんもお父さんも子供もみんな餃子が作れる。(たまにできない人もいるが)小麦粉で皮から作る。だから水餃子でも破れない。これを日本のスーパーに売ってある市販の皮で作ると、薄すぎてすぐに破れてしまう。
そして、何と言っても具だ!餃子専門店に行くと、二、三十種類はある。その中でもニラと卵は日本でもよく作られるので皆知っているだろう。私が最も好きなのがセロリをひき肉の餃子、酸菜とひき肉、白菜とひき肉の餃子だ。あと自分で作るのは無理だが、トマトと卵の餃子も最高だ。もちろん水分をよく切ってから包むのだが、これがうまい!めちゃくちゃうまい!皮から作って、これらの具の餃子を食べた後は、その辺に売ってあるような餃子はなかなか食べられなくなる。それぐらいおいしい。自分で時間と労力を使って作ったものは尚更おいしい。
ほかにも、日本にはたまらなくおいしいラーメンがたくさんあるが、いわゆる日本の「ラーメン」は中国にはない。発祥は中国だとしても、完全に日本の文化になっている。
また、日本の一般的な中華料理店で味わう中華のほとんどは日本人のための味になっている。メニューも中国では見もしない料理が目白押しである。エビチリや肉と野菜の春巻きなどはその一つである。中国の春巻きは餡子が入っており、おやつとして食べるのが普通である。エビチリは日本で生まれた中華料理である。
お隣の食文化をそのまま食していると思っている日本人も少なくはないだろう。別に悪いことは何もないが、誤解はこんな身近なところから既に始まっているのだ。
コメント
コメントの投稿